財界よ、大志を抱け! 細かい数値に捕われるな!

今年も、来年度予算策定の時期がやってきた。予算策定の中に、来年こそ「賃上げ」は盛り込まれるのだろうか?

 

 いつの頃からか、多くの企業で数値目標こそが、業務活動のドライバーとなっている。そのプレッシャーに現場はおびえ、ひたすら仕事に励むが、結果が出ず、業績はダウン。管理職があれだけ時間を費やして策定した予算は、いつしか下降修正されるも、現場には賃上げというモチベーションが働かないため、疲弊感、閉塞感が漂うばかり。業績がさらに悪化すると、経営者も数値のプレッシャーを意識するあまり、目先の数値改善を狙ってリストラにひた走る。ここには、昔のような大志もなければ、英知もない。

 

この悪循環を絶ち、プラスのスパイラルに戻すには、企業として何を目指すのか?その使命・理念(ミッション)、将来のあるべき姿(ビジョン)、共有すべき価値観(バリュー)を明確にして、社員の自信、希望、ヤル気、仕事の面白さ等を取り戻すことが、先決ではないだろうか?そのために「何をすればよいか」を見直し、それを着実に実行していけば、必ず数値は伴ってくるはずだ。 

 

「業績が見えないので、まだ賃上げは決断できない」なんて、小さな数値いじりばかりに目を向けていては、あっという間に「失われた30年」になりますぞ。

政治家も「選挙時の票数」「支持率」といった数値ばかりを気にし、メディアも「視聴率」といった数字の魔物にとりつかれ、本来のやるべき議論や正しい情報開示等を行っていない。 

 

財界も数値の呪縛から解き放たれて、今の仕事の価値、面白さに目を向けて真剣に取り組めば、もっと夢のある、希望に満ちた元気で明るい日本が見えてくると思うのだが…

カテゴリ:コラム 更新:2013年10月25日

財界よ、自ら水を飲む馬になれ!

財界よ、みずから(自ら)みず(水)を飲む馬になれ!

みず(見ざる)、聞かざる、言わざる、をいつまで続けるの?

 

安部総理が、財界トップに「賃上げ」を迫っている。

財界は、前向きに検討はするようだが、まだ意思決定を表明していない。

この「先延ばし癖」が、長期のデフレスパイラルを築いてきたことに、まだ気付かないのだろうか?

 

マイナス思考でリスクばかりを捉えるのではなく、ポジティブ(プラス)思考で考えることが大事なのではないですか?

「価値を生むために、何が必要か? 皆が楽しく仕事をするために、何をすべきか?」

財界全員が、今こそ時代の先を見据えて、自ら率先して思考し、行動すべき時です。

財界の見識と知恵を結集すれば、目標や夢は必ず叶います。

 

政府は、水飲み場の環境は用意しても、水を飲むのは我々自身の意思、ニーズです。

いつまでも、補助金や特区政策など政府を当てにするのではなく、ケネディの「国家があなた達のために何が出来るかを問うのではなく、あなたが国家のために何が出来るかを問うて欲しい」を思い起こすべきではないでしょうか?

 

市場や国民の思いやニーズに耳を傾ければ、やるべきことは沢山見えてくる筈です。

財界同士、言うべきことも言わず、横並びをいつまで続けるのでしょうか?

自ら思考し、考え抜いたことを大いに外にも発信し、そして実行して下さい。

 

「おっ、財界が変わった!」⇒「給与が上がるかも...」⇒「よし、自分も頑張ろう!」

このプラスの循環を考え、実践するのが財界の本来の役割なのではないでしょうか。

カテゴリ:コラム 更新:2013年10月16日